第104回 古家勝彦さん 

千葉県松戸市在住の古家さんです。令和5年で79才となります。北海道室蘭市の出身です。土地家屋調査士として神奈川県で事務所を構えていました。

平成6年1月にNHKテレビの「こころの時代」に増井悟朗先生が出演され「求め、捨て、転じられる」と、浄土真宗の教えを話されます。これを観て古家さんは、「アッ、自分にはこれしかない!」と思い、華光会館に連絡します。福井の尾崎さん、名古屋の栗田さんと同じ時期にご縁がありました。

最初は東京での法座に参加し、京都での永代経などにも参加するようになります。とうとう、事務所を閉めて、京都の華光会館に住み込んで求道をはじめます。悟朗先生の『親指のふし』を何度も読みました。悟朗先生の運転手として3年ほど、法座についてまわり、聞法します。

平成8年、52才のときに白昼夢を見ます。崖から突き落とされ、地獄に真っ逆さまに堕ちていくと、下から光がガーンと上がってきて、阿弥陀様の光に包まれます。しかし、自分ではこれは化生の世界ではと思い、この体験が獲信なのかどうかわからなくなってしまいます。

それから3年間、自問自答を重ねました。尾崎さんの家庭法座で横田慶哉師の『吾が信念』を借り、「南無阿弥陀仏のいわれを聞き、お勅命の声をきかせてもらうのじゃぞ!」のところで、阿弥陀如来の大悲の招喚の勅命が、我が身めがけてあらわれ、目にもの見せてくれたことを知らされました。阿弥陀様の大願業力が、化生の世界を突き破って、自分のこの心身へ飛びこんで下さりました。これが55才のときです。

その後、得度を受け、僧侶となり葬儀などにも携わるようになりました。ブログの発信などをされています。今回、瀧山さんからのご紹介により、ZOOMではじめてお会いしました。お互い、仏法のことを話すうち、懐かしい感じを覚えました。ご縁があればリアルでお会いしたいです。

タイトルとURLをコピーしました