広島県広島市の広実智子さんです。2018年夏は、妹さんの岩城明子さんと姉妹揃って、うちの家庭法座に参加してくれました。
おばあちゃんが熱心な真宗門徒で、毎月、在家の先生を招いて家庭法座をしていました。ところが智子さんが20才のときにお亡くなりになります。その先生は、坊主はこんな話は説けんと常に言っていたそうです。
妹の明子さんが華光会とご縁を結び、伊藤康善先生の『仏敵』、増井悟朗先生の『親ゆびのふし』が送ってきます。それを読んで、小さい頃聞いていた話と同じだと感じます。30代中頃のことです。広島では、毎月、悟朗先生または増井信先生のご法座に参加し、年に1回は華光会館に行きます。明子さんと一緒に求めますが、妹さんの方はパッと聞き抜いてしまいます。
一方、智子さんは10年聞いても聞き抜けません。広島では真宗カウンセリングの集まりもありました。元々自己否定が強く、仏教での機の深信、地獄行きの我身とゴッチャになっていたところを松岡先生から支えてもらいます。
華光会館での座談で、自分がワクに入って出れなくなります。問われても、逃げて自分がどこにいるのか判らなくなってしまいました。「ワクの中にいるまんま救ってくれるんですよ」と言われ、泣いていると「そのままでいいよ」と声なき声が聞こえてきます。アッ、ここにいていんだと気付き、「私はこのままでいいし、こういう私しかおれんのじゃ」となります。信先生から「アホと言われているんですよ」と言われ、「アホなんじゃけん、アホのままでいいんじゃ」と嬉しくなります。自分に用事がなくなりました。
毎月、華光会の法座、金山先生の勉強会、カウンセリングの会と忙しい毎日です。カフェでのバイトを始め、1泊2日法座も年に数回出れるようになりました。
うちの家庭法座参加のおりには、元寇のとき攻撃を受けた「筥崎宮」を観光案内させてもらいました。
2018年11月