2015年10月10、11日と岐阜県の飛騨高山でのご法座に参加しました。地図で見ると、名古屋市よりも富山市寄りです。ここ高山市には、妙好人の方がたくさんおられます。そのなかの舟本民子さんです。
お話を伺うと、昭和の時代から、早川先生という方が布教に来られ、夜遅くまで熱心にお話をされていたそうです。民子さんのお母さんである東じつさんは熱心な念仏者であり、小さい頃から「民子、聞法は大事なことだから」と勧められていました。
民子さんは、当時は「そんなに押しつけられても聞けん」と反発していたそうです。20数年前に早川先生がお亡くなりになり、高山の同行方は、後生の一大事の解決のために善知識を求めます。1994年1月にNHKの「こころ時代」に増井悟朗先生が出られ「求め、捨て、転じられる」が放映されます。
番組の中で、後生の一大事とそれが解決され転じられる世界があることを仰り、高山の方々は「この方だ!」と早速、京都の華光会館に連絡を取ります。まずは民子さんの実弟である東勝廣さんが、連れ合いの悦子さんと、悦子さんの母、新井茂子さんと会館に行って悟朗先生に遇われます。
そして、東さんを始め、民子さん、長男の賢也さん、次男の大坪達也さん等々、次々と信を獲られます。10月の高山法座は、求道中にお世話になった大分県の首藤さん等がたくさん集まっていました。私も高山は3回目です。
民子さんとは仏跡旅行で、インド、シルクロードに一緒に行かせて頂き、二三代さんが大変お世話になっています。
今回の分級座談では「私だけでは、いい・悪いがわからない。先生に遇わせて頂いた。先生方によくしてもらった」と繰り返し言われ、泣いて念仏をされていました。南無阿弥陀仏
2015年11月