第34回 浦田鈴香さん 上

福岡県福岡市のすずさんです。出身は福岡市西区の玄界島で、2005年3月の福岡県西方沖地震では、家屋の約7割が全半壊となり最大の被災地でした。すずさんは現在、福岡市で企業の支店経理・総務の仕事に就いています。

お母さんは神棚・仏壇に毎朝参る信心深い人で、仏教は宗派にこだわらず『般若心経』を毎日あげていました。お陰で、すずさんは今でも『般若心経』を暗唱しているそうです。

すずさんは30代半ばから、いろいろなことを知りたい欲求が強くなり、いろんな人の話を聞きに行きます。そのうち、自分がスゴイ!と思う科学者や文学者たちがことごとく仏教の話をするので、これは何なんだと思います。

そんなに仏教に興味があるんだったら、福岡県の篠栗町に行ったらいいよと勧められます。篠栗町には真言宗の南蔵院など多くの寺があります。それからはお寺巡りが趣味となり、お寺・仏像を見て、仏様のお話を聞きます。しかし仏教を学ぶにしても、どこから勉強したらいいか判らないし、手をつけたくない気持ちが出てきます。

私とは読書会で一緒になり『月刊ヤマサキズム』を送っていました。それににA4 1枚の金山玄樹さんの仏教勉強会の案内が入っていました。金山先生は若そうだけど本職の僧侶なので、見た瞬間、行こう!と思います。それが4年前のことです。それから2回休んだだけで(うち1回は日程間違い)ほぼ皆勤です。

ほとんど飛び入りですずさんは参加してきました。当時の印象は、ニコニコ楽しそうに毎回参加しています。すずさんの方は、その時の自分が持っていた疑問に対して、毎回、質問もしていないのに、何故か金山先生が講座のなかで答えてくれるので、面白くってしようがなかったそうです。その聞法がだんだんとつらくなってきます。

2018年4月

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