第22回 西岡豊子さん

第22回は福井県福井市在住の西岡豊子さんです。阿弥陀仏の第22願は還相回向の願と親鸞聖人は名づけられています。22才の時、地元ののど自慢大会で、あべ静江の「水色の恋」を歌い、バンドのヴォーカルに引き抜かれます。そこで知り合ったベース担当のご主人と結婚します。

33才、1989年にS会高森会長の法話を初めて聞きます。「聞其名号、信心歓喜」の本願成就文のお話で、聞いた瞬間、私はこれが聞きたかったんだと、腹底が飛び上がって喜んだそうです。3人の男の子を車に乗せて聴聞に飛び回り、高速道路を140㎞で飛ばし5回くらい死にそうになったとのことです。

34才、遠方に運転して聴聞に行っているときに、だんだんと薄暗くなり目の前が真っ暗になります。死んでしまう! 誰か助けて!と思ったとき、後ろから叩かれ、バーッと光明がさし、闇が去っていきました。嬉しくて、草や花がダイヤモンドのように輝いて見えます。

義母が亡くなったときには、車でかけつける途中、自分の本性が見え、真っ黒な自分が地球を丸飲みしている、そんな自分を助けてくれるのは阿弥陀様だけだと知らされます。S 会は良い思い出しかないそうですが、ここにいても真実はない、これではアカンという声が聞こえます。

51才、2007年に華光会館に行きます。玄関に入ったら光明の中で、信心頂いた人たちがまぶしく輝いており、全身が法にうたれ、極上の温泉に浸かったようです。義父を2年以上介護し、その間、仏法の話をし続け、亡くなる2週間前に聞き抜きます。最後は念仏を称えながら笑って死んでいき、明るい葬儀だったそうです。

更に実のご両親、3人の息子さん、そしてご主人も、西岡さんのお勧めにより信心をいただきます。今回インタビューして、まさに第22願の還相の菩薩さまと味合わせて頂きました。

2017年4月

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