愛知県碧南市の杉浦恵子さんです。二三代さんと同い年です。短大時代に、学食でS会から勧誘を受けていたのを聴いて、自分から話しかけ、聴聞をするようになりました。
卒業後、S会で知りあった計晃さんと5年付き合った後に25才で結婚します。30年ほど、S会で聴聞しても聞き開けません。息子と娘の二人の子どもに恵まれ、家族で聴聞を続けていました。最後の方はイヤでイヤでしょうがなく、渋々行っているような状態でした。
その間、長男は小さい頃は明るくて素直な子でしたが、中学3年の時に不登校気味となります。なんとか高校に入っても1年で中退します。絵が好きだったので武蔵野美術大学を志望します。高卒認定試験には合格しても18才までは入学できないので、河合塾の美大の受験コースで絵の勉強をします。
現役の受験で武蔵野美大と東京芸術大学1次試験に受かり、一浪して再度芸大を目指します。翌年、芸大2次には受からず、武蔵野美大に入学します。武蔵野美大は4年間通います。友人にS会を勧めると、反対にネットの情報を見せられヤバイんじゃないかと言われます。エッと驚き、本人がネットで検索すると批判サイトがたくさん上がっています。
その中で、退会者のところに夜中に押しかけ、本尊を返す返さないと揉めている動画を見て、一気に不信が芽生え、恵子さん自身も2チャンネルなどを見ます。嶋田久義さんの「私の白道」を見つけます。元S会講師で、華光会で信心を獲たことを知り、家族で退会を決意します。
ところが長男がもの凄く反発します。小さい頃から、S会の聴聞に行き、クリスマスもなし、初詣もなし、ディズニーランドに行きたいと言えば聴聞に行きなさいと言われ、散々我慢してきたのに、S会が間違っていたから、今度は華光会に行きなさいはないだろうと、怒りだします。親が獲信すれば聴くと言われ、まずは自分が獲信しなければと思います。
2021年9月号