第3回 金山玄樹さん

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今月の妙好人は、毎月、事務所で仏教勉強会をして頂いている金山玄樹先生。私の得度は、金山さんの実家である浄円寺を所属寺として受けました。

勉強会当初は「安心論題に学ぶ」(内藤知康著)をテキストに毎月一論題づつ進みました。私が大学院を考えたのは、ここで安心論題を学んだことがきっかけです。金山さんは龍谷大学卒で、大学院では内藤ゼミ出身です。

龍大在学中には、真宗カウンセリング研究会に参加し、西光義敞先生の教えを受けています。座談時のカウンセリングのうまさにはいつも感心させられます。

おばあちゃんは強信で有名な方で、「畳一枚下は地獄やぞ」と小さい頃から仰っていたそうです。華光会の子ども大会(夏の合宿)に小学校の頃から参加していました。

龍谷大学、大学院時代は、華光会館に通い、法を求めましたが、なかなか聞き開くことができません。求道中に、松林由美子さんから、「玄樹君はご縁が整い過ぎていつでも聞けると思っているんやろ」と言われ、愕然としたそうです。

大学院も修了が近づき、福岡に帰らなければならなくなった頃の増井悟朗先生の座談会で、なかなか自分から聞かせて下さいと言えず、後から求めて先に聞き開いた女性から「玄樹くんのいくじなし」と言われます。それでも、こんな自分では念仏を称えないぞと頑張ります。

首をうなだれている時に、席を立っていた悟朗先生が戻られ、「どうしたんや?」と優しく声をかけられ、諄々と法蔵菩薩のご苦労から話されます。「この法だけは人に譲ってはいかん」と説かれます。金山さんは「自分は聞けないものです、これで聞法は終わりにします。申し訳ありませんでした」と謝ります。気づいたら念仏が口から出ており、今までの小さな喜びこころまで持っていかれて、すっかりと空っぽになったそうです。

先日の私の初法話の際にはわたしの味わいに対し、泣いて慶んで下さいました。これからもお世話になります。

2015年9月

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