妙好人お二人目は、華光会館で事務をしている瀧山真理さんです。ご法話中の瀧山さんの笑い声は華光名物となっています。華光会のCDには瀧山さんの笑い声がほぼ収録されていると言っていいでしょう。
私が最初に華光会館にお参りしたときは、近鉄十条駅からわずか徒歩3分のところを迷ってしまい、表まで出て手招きしてくれました。阿弥陀様の招喚と味わえました。
もともと富山県のお寺の生れですが、ご縁があったのは2泊3日の西光義秀先生の真宗カウンセリングです。約30年前のことで、松岡宗純先生なども参加されていたそうです。
当時は、造園業の会社の秘書をされており、2ヶ月に1回くらい、法座に参加していました。仏法を聞いて、虚仮不実の自分が照らされ、「自分の身体も滅ぶんですか?」と愕然とします。
教えを聞けば聞くほど、自分のモノガラが知らされ、これは助からんぞ!と地獄一定の姿に泣きました。そして、私一人に願いをかけてくれ、大事にしてくれる阿弥陀様がおられる、生きて働いておられることが知らされました。
悟朗先生からは「あんたはそのまま聞いてきたな」と仰ったそうです。
熱心に、未信の方にかかわって勧める姿は、まさに菩薩さまです。座談会でも、カウンセリングで鍛えたヒヤリング力で、丁寧に聞いていきます。
私にとっては、菩薩さまと同時に、経理担当者です。少し失礼なことでも口走ろうものなら、情け容赦なく、パンチがみぞおちに飛んできます(誇張ではありません)。
この原稿を書くに当たって、インタビューをさせてもらいましたが、うちのヒカリと意気投合したようで、厳しい指導が内からも外からもありそうです。
2015年8月