第36回 下入佐隆博さん 上

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神奈川県の下入佐さんです。出身は鹿児島市で、巨人の定岡、サッカーの遠藤保仁選手で有名な鹿児島実業高校が母校です。昭和39年生まれです。日本有数のメーカー工場で、エンジニアをしてます。20代後半にS会で3年程聴聞していました。後生の問題は未解決のままです。

23才で結婚し、仕事と子育てに追われます。息子2人が野球をやっていたため、その世話で息子たちのおっかけをしていました。ところが、高校入学時、大学入学時に2人とも同時に野球を止めてしまいます。

むなしさをごまかしきれずに、仏教を聞かなければと思います。ネットで「火の車作る大工はあらねども己が作りて己が乗りゆく」で検索すると、華光会の誌上法話にヒットしました。5月の「永代経」前で、これを逃したらいけないと思い、奥さんに「どう思う?」と尋ねると「行ってみたら?」との返事。思い切って参加することにします。

衝撃的でした。新しい人が入ってきたと同行の視線を厳しく感じます。増井悟朗先生は演台の前に座っている下入佐さんに身を乗り出して話されます。まず増井信先生の座談に行くと「仕事も大事、家庭も大事、仏法も大事。ここじゃなくてもいいんじゃないの?」と言われます。

次に悟朗先生の座談では「何しにきたん? 出て行きなさい」と叱られます。お前は仏法を聴く資格がないと突き放されたようで、辛くて外に出て泣いたそうです。聞くしかないと思いますが、奥さんに電話して「帰ろうかな?」と相談します。「帰ってきたら」と言われ、帰るつもりでいたら、同行さんから「あら、悟朗先生の分級にでないの?」の声にまた座談に出ることになります。

座談で念仏を勧められますが、強制されて称えたくはないと思います。しかし、喜んでいる人がいる。ここで聞いていこうという気持ちになっていきました。

2018年6月

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