第49回 植田勝彦さん

2019年現在、50才で三姉妹のパパの植田さんです。お母さんが熱心にS会の聴聞に行っていたため、小学校時代は一緒にお参りしていました。中学・高校はバスケ部に入り足が遠のきます。神戸商科大学卒業後は証券会社を経て彦根市役所に入ります。

32才で結婚し、奥さんがお母さんとのご縁でS会に入ります。教学短冊で勉強しているのを見て興味が湧き、再びS会の聴聞に行くようになります。滋賀、富山での法座に年に数回参加します。10年前にネットでS会の批判サイトなどを見て疑問に思い、親と話し合い、植田さんのみS会を退会することになりました。

伊藤康善先生の『仏敵』を読み、華光会の法座にお参りするようになります。華光会館、名古屋、東京、高山の法座に参加し、2年半ほど聴聞を続けます。阿弥陀様に対する疑いが課題、テーマとなります。どうしても疑いが晴れません。求道が停滞してしまいます。

8年前の報恩講での増井裕子さんの初めて法話のとき「ウソでもいいから聞いて下さい」との声が聞こえてきます。ウソしかない自分、全部が疑いの自分が知らされ、その疑いに願いが掛けられていることに気付きます。疑いが取れるということではないと知らされ、いままで力を入れていたのが、力が抜けてしまいます。私とは求道期間がダブっており、当時は座談でお互い力んでいたのを覚えています。

後でその法話のCDを聞き直すと「ウソでもいいから聞いて下さい」との言葉はありません。阿弥陀様の声なき声でした。今では、お子さん方は5年ほど華光会館の日曜礼拝に参加しており、春の子ども大会にも昨年、参加したそうです。

植田さん自身は2018年の華光大会で、谷本朗さんから運営委員長を引継ぎ、ご活躍です。今年の6月は植田さん企画による初めての支部長研修会でした。

2019年7月

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