2023

妙好人

第107回 吉貞翠江さん 下    

M和上からの文書に載っている話です。三田老人の奥さんが臨終に、「聞かぬじまいで死んでゆくのが悲しい。一言お教え下さい」との問いに、原口和上は「5年10年聞いても、いよいよとなるとまた今日と同じことになるぞ。どれほど聞いても聞いても、聞いてお...
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第106回 吉貞翠江さん 中

20才から仏法に出会って求め始めますが、なかなか聞き開けません。これはもうダメなんじゃないかと思います。 2009年2月に華光会のインド仏跡旅行がありました。私の家内もそこで始めて華光会と縁を結びます。そこに吉貞さん等広島からも4名参加して...
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第105回 吉貞翠江さん 上          

広島県安芸高田市の吉貞翠江(あきえ)さんです。2023年に83才になられました。生まれは上海で、終戦時には満州のロシアとの国境付近に住んでいました。 お父さんは「官吏」として日本人を取りまとめる仕事をしていました。ロシアが攻めてくるので、皆...
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第104回 古家勝彦さん 

千葉県松戸市在住の古家さんです。令和5年で79才となります。北海道室蘭市の出身です。土地家屋調査士として神奈川県で事務所を構えていました。 平成6年1月にNHKテレビの「こころの時代」に増井悟朗先生が出演され「求め、捨て、転じられる」と、浄...
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第103回 谷本とし子さん 下     

近所の谷本ひさおばあちゃんの家に泊まりによく行っており、その度に寝る前に50回念仏称えなさいと言われます。なにかと念仏を称えさせられます。 17才のときに、近所の隅田和代さん、節代さん達のお姉ちゃんが聞き開いたと教えてもらいます。自分も連れ...
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第102回 谷本とし子さん 上

兵庫県豊岡市日高町の谷本とし子さんです。2023年に85才になられます。日高町はとても仏縁の厚いところで、かつて伊藤康善先生は住民の半分は聞き開いているのでは言われたような土地柄です。とし子さんの祖母は鎌田先生という方から教えを受けていまし...
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第101回 山崎光さん 下

光は二三代さんと二人でよく筥崎宮の参道を散歩しています。その時に、いろいろと会話しているそうです。ある日「一度きりの人生やけん」と言った光に対して二三代さんは「ほんとうに一度きりかな?」と返し、心がザワつきます。 2020年、コロナ禍になっ...
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第100回 山崎光さん 上

この『現代に生きる妙好人』は8年前の第1回に増井悟朗先生にご登場を願ってから、記念の第100回です。100回目は山崎家の次女の光(ひかり)ちゃんです。 本人の信仰体験記が『華光誌』の第82-3号(2023年6月)に掲載されました。体験記を書...
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第99回 石黒八重子さん 下

悟朗先生からのお手紙を石黒さんより拝借し、転記します。 「大会にお出かけ下さるそうで何よりです。業は果たすだけ果たさねば値切りはできんでしょうが、それでももろもろは捨てていくべきものばかりです。 後生の一大事に腹をすえたら、あとはそらごとた...
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第98回 石黒八重子さん 上

埼玉県在住の石黒さんです。仏法とは全くご縁がありませんでしたが、昭和58年に姪御さんを華光会の子ども大会に連れて行ってくれと頼まれ、自分の娘も連れて行き、参加したのがご縁となりました。 ご同行との会話のなかで「後生の一大事」という言葉が出て...