第82回 植田明美さん

小中高と関西育ちですが、東京生活50年で関西なまりが全くない植田明美さんです。お母さんの植田ときゑさんからはズッと仏法を勧められていました。ときゑさんが亡くなった1年後の、今から7年前にガンを患います。治療のために自営のお店を閉め、一切の仕事から離れます。

その時に、忘れ物をした!と、華光会に連絡を取ります。瀧山真理さんが電話に出ます。お母さんのことはよく知っていて、東京支部が当番ということもあり、華光大会へ参加しました。そこで初めて瀧山さんと顔合わせしました。

林野会館での東京支部法座、築地本願寺での聖典講座と参加するようになります。石黒さんを始めとするご同行に潮のごとく、勢いよく導かれていきます。5年前の2017年には最後の空き一つに滑り込んで、北館道の聞法旅行に参加します。私はその時に初めてお会いしました。

コロナ禍での2020年の華光大会では、前半・後半と2グループに分かれての開催でした。前半と後半の繋ぎに企画行事があり、5つの募集企画から自ら選択しなければなりません。植田さんは二三代さんが企画した「阿弥陀さんと私」をコレ!っと選択します。2人ペアとなって、1人が阿弥陀様役となってワークをします。2022年3月15日に往生された砂田和子さんと、大谷理恵さんペアは号泣されスゴい盛り上がりようでした。

植田さんは瀧山さんとのペアです。自分が日頃思っている仏さんのことを話します。阿弥陀様役の瀧山さんからグイグイ引っ張られ、今までお母さんを仏様と思ってきましたが、「あなた自身の仏様は?」と尋ねられビックリします。「私の仏様と一緒にいる!」とピタッとはまります。そうしたら「私の仏様をお待たせして申し訳ありません」と、不思議にも合掌した手が離れなくなってしまいました。

病気をいただいたことにより、後生の一大事の解決をすることができました。日頃からご同行さんと連絡し合い、ご法座で会えるのが楽しみな植田さんです。ピカピカなものを頂いたと喜んでいます。

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