第8回 砂田和子さん

砂田さんは広島県尾道市にお住まいです。イチジクの木が90本植わっている広大な土地を、手入れが大変ということで、最近売却されたそうです。娘さんの安原芳江さんから、自家製のイチジクジャム、イチジクケーキなどを頂きました。

華光会館でのご法座では、必ずお見かけします。座談でも、昨年の高山法座の時には、大きな声でご示談されているのが、隣の部屋まで聞こえてきました。私も求道中には、悟朗先生の分級が終わった後「こちらにいらっしゃい!」と呼ばれ、正座して砂田さんのお𠮟りをよく受けていました。

今年、87才になられますが、報恩講では22時からの懇親会に参加されていました。まだまだお元気です。華光会の懇親会は0時過ぎてまで仏法談義が行われ、獲信の場ともなっています。

砂田さんは33年前にご主人を亡くされた後、増井悟朗先生の家庭法座にお参りします。そこからのご縁です。

座談の時には、ハッキリとご自身のお味わいを言われ、最後には必ず「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」と念仏されます。失礼な話ですが、ヒカリが砂田さんのモノマネが得意でときどき砂田さん口調でしゃべります。

長女の安原芳江さんは大学卒業の年に結婚され、砂田さんにとっては3人のお孫さんがおられます。うちと同じく三姉妹です。ご家族で華光会館、うちの事務所の仏教勉強会に、ご主人ともども参加されています。お孫さんたちも仏法を聞くようになり「こんな日が来るなんて夢にも思うとりませんでした」と涙ぐまれます。

懇親会では、砂田さん自身のことよりも芳江さんの結婚当時の苦労話となりました。ただ、ご主人の禎二さんにとても可愛がってもらい、感謝されています。年末の事務所の仏教勉強会の忘年会では安原ご夫妻と娘さんが参加され、ご夫婦は毎月勉強会に参加されています。

2016年2月

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