東京都立川市在住の薄さんです。前回の根岸さんの妹さんになります。小学3年時に、お母さんが乳ガンを宣告され、お父さんは肝硬変を患います。お父さんは曹洞宗系の駒澤大学時代に座禅を組みに、奈良のお寺に行っていたそうです。東京のビハーラ(末期患者に対する仏教ホスポス)で西光義敞先生に出会い、華光会館に行くようになります。
お母さんは10年間の闘病後お亡くなりになります。当時、20才で女子美大の学生でした。お母さんは「お父さんが言っていることは本当だから」と遺言します。そこでお父さんに相談すると、是非聞いて欲しいと、華光会東京支部の永田税理士の法座に参加します。泣いたり、笑ったり、暖かい会場で、自分のことを言ってもいい場所と感じます。
東京法座に時々参加するようになりました。同世代のカワテ・ローラさんとお友達になり、一緒に華光会館などについて回ります。4年ほど集中的にお参りしました。しかし、話の内容は全然分かりません。だんだんと行くのが辛くなってきます。行けば感想を求められるし、追い詰められるような感じになってきました。
23才で結婚し、就職をして、法座から遠ざかっていきました。27才のときに、お父さんが亡くなります。自分では父と同じ体験と思っていましたが、違うということに気付きます。喜びを聞いたことと思い込んでいました。実際は違っていました。
ローラさんが日本に来る度に、会いましょうとなりますが、会える場所が華光会館のみで、法座に誘われます。その頃は、JRの子会社で駅舎の設計などをする会社で、仕事に夢中になっていました。会社の先輩が自死したこともあって、カウンセリングの方に没頭していました。カウンセリングで解決できるのではと思います。感情は込み上げてきますが、ストーンと腹に落ちません。出産し、ご主人、お子さんと恵まれるけれども、何をやっても苦しくなってきます。